こんにちは、マーケターのエルモ(@elmo_marketing)です。
今回は、インタビュー記事第一弾。
企業のInstagram運用支援をやられているSAKIYOMIのマーケ事業責任者 田中さん(@Ryu_nosukeee)にお越しいただき、「Instagramアカウントを伸ばす秘訣」についてお伺いしてきました。
そもそもなぜ、
Instagram運用支援ビジネスを始めたの?
では早速質問ですが、SAKIYOMIさんがInstagram支援を始めた背景をお聞きしてもいいですか?
はい。少し話が長くなるんですが、Instagramの支援事業に力を入れ始めたのはここ1年くらいの話で、もともと弊社は新卒採用支援事業をメインにしていました。
自分もその事業ドメインでコミットしていたのですが、コロナの影響で撤退することが決まりまして……。そのタイミングで、会社のメンバーもかなりいなくなってしまい、ビジネスの難しさを痛感しました。
そこから「事業の継続性」「成長市場で戦う大切さ」を実感して、次の注力事業として、Instagramの運用支援をスタートしました。
おお、なるほど。
お客さんの役に立ちながら自分達も儲けてビジネスを継続させていくのってほんと難しいですよね。(お若いのにスゴい・・・)
支援事業はゼロからのスタートだと思うんですが、どうやってお客さんを探していったんですか?
ちょうどコロナ渦でオンラインセミナーが流行り出していて、弊社もセミナーを開催して集客しました。
いわゆるウェビナーですね。
はたから見ると、各社がこぞって開催してレッドオーシャン化しているように見えたんですが、それで集客できたんですか?
当時はInstagram運用のニーズが強烈だったので、普通に集まりましたね。笑
強いニーズがあるにもかかわらず、事業会社にノウハウを提供できている支援会社はほとんどありませんでした。
「コンテンツのクオリティ」「運用のPDCAを回す」にこだわると意外とブルーオーシャンだった形です。
自社アカウントで、
アルゴリズム理解とノウハウを蓄積
でもあれですよね。ぶっちゃけSAKIYOMIさんもnstagram支援事業を始めたばかりなわけじゃないですか。笑
実績や事例もないでしょうし、どのようにお客さんに価値提供したんですか?
それでいうと、アルゴリズム分析は自社アカウントの運用でPDCAをゴリゴリに回して知見をためていました。
自社でInstagramアカウントを複数運用して、再現性が担保されそうと確信した段階で、Instagramの支援事業に乗り出した感じです!
あぁ〜、なるほど。まずは自社でInstagramの知見を貯めていたわけですね。
その辺の広告代理店がテキトーに代理で運用するよりよっぽど成果が出そう笑
超素人質問ですが、アカウントを伸ばすコツってあるんですか?
ふたつあって、スタート地点での「アカウント設計」と「アルゴリズム理解」に尽きると思います。
ほう、詳しく教えてください。
Instagramを伸ばすには、伸びるジャンルやコンテンツにポジショニングを張ることが何より大切で。伸びているアカウントを調べるとすぐにわかるのですが、どのアカウントもユーザーニーズを汲み取ったコンセプトになっていて、伸びるべくして伸びているわけです。
なので、アカウント開設の初期段階では、市場ですでにニーズがあるアカウントの特徴を踏襲しつつ、差別化要素となるオリジナリティを出していくのが望ましいと思います。
とくにアカウント設計は、投稿コンテンツと違って、毎回変える事ができません。スタート地点で、3C(自社商品、顧客、競合)分析を入念に行うのがオススメです。
売れるメディアに育て上げるという意味で、まさにマーケティングですね。
ちなみにもう一つの「アルゴリズム理解」は、どこがポイントなんですか?
たとえば、SEO対策だとどの企業も定量的に指標を見て運用していますが、Instagramに関してはデータに沿って運用していないケースがまだまだ多い。
ウチは、Instagramのアルゴリズム的に、「この数値が跳ねると良いよね」という指標を社内で共有しながら、目的に沿ってアカウントを運用しています。
おお、PDCA回してる感ありますね。
それで行くと、メッチャ気になるところなんですが、指標に基づいて運用しているSAKIYOMIさんのアカウントって、再現性高く結果が出るんですか?
クライアントさんの要望や制約にもよりますが、ある程度自由に運用させていただければ、遅くとも半年で1万フォロワーは獲得できますね。
おぉお!半年で1万フォロワー!強いw
ユーザーニーズを起点に、
Instagramアカウントを運用
Instagramアカウントの運用にも2パターンあると思っていて。
集客やフォロワーを増やして1マーケティングチャネルとしてアカウントを作るパターンと、ブランディング目的で自社商品の写真をカッコよく載せていくケースです。
あぁ。顧客ニーズに沿って打ち出すか、自社商品を起点に発信するかですね。
はい、弊社としては前者を得意としていて、まずはメディアとして集客力をつけることで、企業さんのお役に立てるようにしています。
逆に、ブランディング目的の運用はあまりしていないんですか?
もちろん希望があればやっています。
ただ、ぶっちゃけ弊社的にもあまり得意としていないので、あまりやっていないのが実情です。
たとえば、Instagramでバズるための重要指標に「投稿の保存数」があります。リーチに対して2%を超えるとバズりはじめて、3%を超えるとほぼ確実にバズります。
へぇ、そうなんですね。おもしろい!
この数値から逆算すると、ブランディング目的で自社商品のコンテンツだけで2-3%を超えるのってかなり難しいんです。
ユーザーが「役に立つ」「もう一回見直したい」という情報じゃないと保存されないので。
たしかに。「投稿の保存数」を増やすには、ニーズを起点にしたコンテンツじゃないと厳しいってところはありますね。
Instagramアカウントの活用方法
仮にユーザーニーズを起点にフォロワーを集めたとして、企業さんはそのアカウントをどう活用していくんですか?
クライアントさんが、なにかしらの自社商品を持っている事が多いですね。なので、アカウントからECなどのマネタイズポイントに導線を貼るケースが多いです。
ふむ。
ぶっちゃけ、アカウント運営の費用対効果ってどうなんですか?
正直なところ、クライアントさんのプロダクト力によるところが大きいです。
Instagramからの送客ボリュームはある程度再現性高く担保できるのですが、その後のコンバージョン率となると、LPやサービス、プロダクト勝負になって来ます。
まあ、そうですよね。笑
SAKIYOMIさんとしては、「月1000万リーチのような集客力を獲得できるようになる」ことを売り物としている感じですね。
ちなみに、ジャンルはどこが多いんですか?やはり美容系ですか?
美容ジャンルは多いですね。
あとは、フォロワーを増やしやすいジャンルでいくと、レシピやトレーニング。
最近ですと、キャンプコンテンツもめちゃくちゃ伸びやすいです。
あ、コロナ渦ですもんね。まさに、ニーズ起点だ笑
実際、アウトドアグッズを販売しているお客様の中には、キャンプコンテンツでアカウントを伸ばしてMAKUAKEで2連続で1000万円調達を達成した事例もあります。
なるほどー。
今だとクラファンもありますし、うまくファンづくりができれば、リスクを抑えてクラファンで商品を作ってマネタイズすることもできるわけですね。いやぁ、面白い!
Instagramアカウントの超有益情報を大公開中!
今日は、本当にいろいろ教えていただきありがとうございます。
僕だけ得するのもアレなので、最後に「これは伝えてくれ!」ってものありますか?笑
でしたら、、、弊社のブログやYoutubeチャンネルに、Instagramの運用ノウハウをまとめているので、ぜひ見ていただきたいです!
え、これ全部ノウハウとして公開されてるんですか?
大丈夫ですか、こんなに公開してw
はい。ウチは、実績こそ最近出て来ましたが、まだまだ知名度も高くないので、貯まった知見は積極的に公開していくスタンスです。
実際にInstgramを運用するリソースがないお客様が多いので、このノウハウを信頼してお仕事いただけるケースも多いです。
「情報そのものは無料に近づいている」と改めて痛感しました…… ほんと、素晴らしい情報の質と量です。
本日は、ありがとうございました!!
SAKIYOMIで人気のInstagramノウハウ記事
こちら、田中さんイチオシのInsgatramのノウハウコンテンツです。これを読んで、インスタを伸ばすきっかけを見つけてみてください。
編集後記
今回あらためて、Instagramは考え方によって色々な使い方があると感じました。
自社ブランドを立ててコアファン向けに会報誌に近いメディアを作るやり方もあれば、豊富なコンテンツを不特定多数の方に届ける雑誌のようなメディア作りの戦い方もあります。
SAKIYOMIさんが得意とする後者のやり方に大きな需要があるのは、「集客できないことには商売が始まらない」ことを物語っているから。
まずはInstagramで集客力をつけたいという個人プレイヤーはぜひSAKIYOMIコンテンツを熟読してほしいですし、法人ビジネスとしてメディアを持ってみたいという方は田中さんに相談してみてください!
ここだけの話、インタビューに対応いただいた田中さんはまだ大学生。ビジネス戦闘力高めの人を、また一人発見しました。末恐ろしいです笑
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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