3月9日、電通グループが2021年日本のインターネット広告費の詳細を発表しています。2月に発表された「2021年 日本の広告費」でインターネット広告費が2兆円を超えたことが明かされていましたが、今回はそのネット広告費の内訳、詳細を示したものとなります。
こちらの記事では、各媒体・取引種別における2021年までの経年変化をまとめてみました。
直近5年間のネット広告費の詳細内訳
広告種別で最も取引量が大きいのは昨年に引き続き検索連動型広告で7,991億円。
昨年比で最も伸びているのはビデオ動画広告で132%の成長。次点で、118%成長で検索連動型広告が続いています。
ビデオ(動画)広告の成長の変遷
動画広告は、2014年時点では290億円のマーケットでしたが、昨年2021年は5,128億円と5,000億円の大台に到達しています。
2015年からみて6年間で10倍以上の市場が拡大しており、ネット広告全体の成長を後押ししている形です。
2021年は、YouTubeやTverなどの媒体に多く出稿されたと見られますが、これからさらにTikTokへの広告出稿も増えると考えると2022年以降も続伸が続くのではないでしょうか?
SNS広告がネット広告の35%を占める
ビデオ(動画)広告同様に、成長著しいのがソーシャル広告です。
2014年に304億円市場だったSNS広告市場は、2021年には7,640億円にまで伸びてきており、ネット広告の35%以上を占めるようになっています。この広告費の多くが、Facebook・Instagramと実質一社で利用されていると考えると実に恐ろしい話です。
<調査概要>
調査主体 :株式会社CARTA COMMUNICATIONS(CCI) /株式会社D2C /株式会社電通 /株式会社電通デジタル
調査時期 :2021年12月~2022年2月
こちらの調査は、電通グループ、および株式会社CARTA COMMUNICATIONSが実施したものとなります。詳細は以下をご確認ください。
情報源
「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(企業:電通グループ)
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