- 内定はもらったんだけど、こんな僕が会社で役に立てるのか不安。
- 今まで勉強ばかりでバイトすらした事がないから、仕事についていけるか分からないし、すぐ覚えられるかな。
- 人間関係も上手くいくかどうか・・・。
そんな不安を抱えているあなたに伝えたい。
働くのが怖いと感じるのは、仕方がない事なんですよ。
なぜなら、これからどうなるか分からない事は誰でも恐怖を感じます。始めて乗るジェットコースターの上り坂に今居るのと同じです。
ですが、会社で働く事はジェットコースターとは違って、いつでも自由に途中下車できます。近年は転職が当たり前ですし、20代はあまり転職先に困りません。
だから、大丈夫です。
それではまず「働くのが怖い」と感じてしまう、5つの原因から深掘りしていき、どうやって克服していくか参考にしてみてください。
20代が「働くのが怖い」と感じる5つの原因
20代の人が働くのが怖いと感じるであろう原因は以下の5つだと考えます。
- 自信がない
- 働いた事がない
- 人間関係に不安がある
- ADHDなどの障碍を抱えている
- ブラック企業にあたらないか不安
まずは、どうして働くのが怖いと感じてしまうのか、よく読みながら自分の頭の中で整理してみましょう。
自信がなくて働くのが怖い
責任感が強い人や、完璧主義な性格をしている人は「仕事についていけるのか」「役に立てるのか」と不安で押しつぶされそうになってしまってます。
- 成果を出さないといけない
- 責任ある仕事を任されたらどうしよう
このような想像をしています。
そこまで意識する事はとても良い事ですが、どうせ最初は簡単な仕事から始まります。だから大丈夫です。
会社側が新卒者にまず求めていることは、成果を上げる事ではなくて、成長する事です。
新社会人の人は、この動画を1度観てください。
働いた事がなくて不安
今まで勉強しかしてなくて、バイトを経験した事がない人は、不安や恐怖を感じるかと思います。
- ミスしたらどうしよう
- 仕事を覚えられるか不安
- 勉強以外で評価された事がなくて怖い
仕事は学校のテストとは違って、常に課題を与えられていたり、答えのない問題を解くような事もします。
なので経験がない人にとって働くことは未知の世界でしょう。
だから働くのが怖いと感じてしまうのは仕方がない事です。
先に答えを言ってしまいますが、経験がないのならまずはやってみること。
入社するまでに、短期間でもいいのでアルバイトを経験してみてはどうでしょうか。
人間関係に恐怖を感じている
本や画面の向こうの人が友達で、あまり人と対面で会話した事がないから、人間関係に不安を感じてる。過去にイジメを受けた事があって、人間関係にトラウマを持ってる。
そんな人も居るかと思います。
酷な事を言いますが、コミュニケーションは慣れるしかないです。でも、誰かと話すことは怖いことではありません。
最初はとても大変ですが、社会に出れば人慣れする人も居ますし、コミュニケーションを多く必要としない仕事を選ぶ人も居ます。
まずは人間関係の心配を抜きにして、あなた自身がやりたいと思う仕事をやってみてください。20代はまだやり直しができるので、1度は興味のある仕事を経験してみましょう。
経験してみてから本当に自分に合っているかどうか、再確認してください。
また後でアドバイスしますが、人間関係は自分でどうにかできる事と、自分でどうにもならない事があります。
それに、多くの人は人間関係に自信があるなんて感じてません。
2017年の調査ですが、コミュニケーションが苦手だと感じている人は58%の過半数居ました。
だから、あなただけが人間関係に不安を抱えているわけではないのです。
ADHDなどの発達障碍を抱えてて不安
ADHDやHSPといった人は、どうしても周りに馴染めるかどうか不安を抱えますよね。
HSPというのは障碍ではないですが、感受性があらゆる面で高くて、光や音といった刺激に対しても敏感に反応してしまう人の事です。
なので周囲の人たちの理解があれば良いのですが、理解がない職場に入ってしまうと、とても働きづらいでしょう。
でも最近は理解のある職場も増えてきましたし、症状に合わせた適職を探す事で、入社前の恐怖感や不安は消えるかと思います。
ブラック企業に当たりそうで怖い
ブラックな会社は未だに残ってますよね。そんな会社に当たったらどうしよう・・・と恐怖を感じるのは、分かります。
- ひどい環境なんじゃないか
- 1度入ったら退職するのが難しいかも
- 精神がボロボロになるまで使われるかも
しかも就職してすぐ辞めるのは、リスクがありますよね。
なので、できるだけ入社する前にブラックな香りがしないか、調べておきましょう。
「働くのが怖い」と感じなくなる方法
就活して、ようやく決まった会社だけど、働くのが怖いと感じてしまうのは仕方がない事です。
人によっては働いた事がないから、想像の範囲外で怖いと感じたり、自分に自信が持てなかったりといくつか理由があります。
そんなあなたに「働くのが怖い」から「何とかなりそう」と変われるようにアドバイスします。
自己肯定感を上げる
責任感が強い人や、完璧主義だと自分で感じている人は、自己肯定感を上げてみてください。
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定する感覚の事。
自己肯定感が高い人は、失敗した時に「自分はダメな人間だ」と思うのではなく、「こんな事もある。次は失敗をしないように気を付けよう」と考えられる人です。
どうすれば自己肯定感を上げる事ができるのかというと
- 小さな事でもいいので自分の良い所を探す
- 過去と比較して成長している所を探す
- 自分自身で許せる範囲を広げていく
自己肯定感は自分ルールの変更や、考え方を変えるだけで向上します。
最初はとても難しいです。今までやった事がない事を始めますからね。ちょっとずつで良いので、自分自身を褒めてみましょう。
すると自信がついてきて、働くのが怖いと感じてしまう原因が減ってきます。
仕事を体験してみる
今までにバイトの経験がない人は、短期間のアルバイトでも良いので経験してみましょう。
夏休みや年末年始によく募集されている短期間のバイトに応募してみてください。わりとあっさり採用してくれますし、仕事が経験できて、お金も貰えます。
他のオススメはマクドナルドです。マクドナルドは全国規模で見ると、1年で何万人ものアルバイトを採用し続けている会社なので、新人の教育に強い会社です。店長との相性によりますが、大ハズレを引く可能性は低いですよ。
他に職業訓練を受けてみるとか、地域若者サポートステーション(通称:サポステ)というものもあります。
15歳から利用できるので、ぜひお手持ちのスマートフォンでリンク先をご覧ください。
人間関係の恐怖を克服する方法
人と関わるのが怖いと感じている人は、少々荒い方法ですが、他者とコミュニケーションを取るようにしてみてください。
さっきも言いましたが、コミュニケーションに自信を持っている人は半分未満です。自信満々な人は10%も居なかったですよね。
このように「会話が苦手」と思っている人は結構多いです。コミュニケーションも正解はありませんが、間違いさえ回避しておけば、そんなにミスする事はありません。
簡単な話、相手の気分を害しないであろう内容であれば、何でもセーフだと思ってください。ですが人によって、言われて「嫌だな」と感じる事は全然違います。
相手の表情や態度をよく見て、ミスったかもしれない!と思ったら、謝れば良いんですよ。
『今更コミュニケーションが上手くなろうと思わない。諦めるわ』という人は、技術職などのコミュニケーションを多く必要としない仕事を目指すのも1つの方法です。
最低限の人間関係やコミュニケーションは必要ですが、かなり人間関係による負担は減ります。
精神疾患や発達障碍などがあっても大丈夫
就職移行支援や就労継続支援といった国のサポートを利用してみましょう。
国の支援制度で、就職先に困っていたり、体調が安定しない人向けに仕事の紹介や就職前の職業訓練ができます。
ただし、会社によっては表向きを良くするために受け入れる所もあるので、できるだけ大手の会社を選んだ方が無難です。
くらコーポレーションの件がありますが、大手は会社内に相談窓口があるので、あまり不安に思わなくても大丈夫です。
よくわかる就労移行支援(LITALICO)でサービスの詳細をチェックしてみてください。
ブラック企業を回避する方法
ブラック企業を回避する方法は、できるだけ何度も企業訪問をして、会社の隅々までよく観察する事です。
- 社員の表情
- 会社内の備品の状態
- トイレや休憩室の清掃状態
- 取引先やお客さんの印象を調査
- 労働契約書にサインする前によく読む
ブラックな会社や経営が危うい会社は、社員の顔が暗いし、設備があまり整ってません。取引先の印象が悪い会社や、お客さんからの評価が悪い会社は数年で潰れてしまう可能性があります。
そんな会社は、こちら側からお断りした方が良いです。
労働契約書は、最終確認です。つい浮かれて中身をチェックせずにサインしてしまいますが、絶対に読んでおいた方がいいです
働き始めてからでもできる、恐怖感を軽減する方法
ここでは働き始めた時のために、自分の身を守る方法をアドバイスします。
社員という立場は法律で結構守られているので、意外と何とかなります。
ですが、法律を盾にする事は波風を立てることなので、会社に居づらくなる可能性があります。
なので、転職という選択を常に持っておく事が、最も穏やかに解決する方法だと思っておいてください。
法律が守ってくれる
いくら会社と契約を結んでいても、それ以上に日本の法律が優先されます。
会社からは「大ごとにするな」と言われるかもしれませんが、ダメなものはダメなんです。
ですが、法律を盾に会社とバトルをするのは最終手段だと思っておいた方が良いですよ。辞める覚悟で争いましょう。
給料の天引きや残業などの未払いは違法
労働基準法によって、給料は全額支払うことが決められています。
なので「お前の給料から引くから」は違法で、会社側は30万円以下の罰金を受ける可能性があります。
同じ理由で、残業や早業の未払いは違法です。残業代は払ってるけど、仕事の命令で早く出勤してる。
だけど、朝の分が加算されてない。
こういった会社も時々あります。
自己判断で早めに出勤する場合は別ですが、職務の指示命令の場合は認められるケースがあります。
いじめ、パワハラは違法
当然ですが、イジメやパワハラは内容によりますが、さまざまな刑法に触れる可能性が高いです。
ですが、最近は多くの会社が敏感になっているので、そこまで不安や恐怖を感じる事はないです。
あと、嫌だと感じたら、ハッキリと主張する事も重要です。
人それぞれ、アウトだと感じるラインは違います。つい無神経な事を言ってしまう人も居れば、「このくらいは大丈夫だろう」と思って踏み込んでくる人も居ます。
そんな時に黙っていると、勝手に大丈夫だと勘違いされてしまいます。
確かに、よく考えもせずイジる人も悪いですが、嫌だと感じたらハッキリと伝えるか、態度で示しましょう。
まともな人であれば、謝ってくれますし、態度を改めてくれます。
違法だから「訴えるぞ!」と言う前に、まずは「やめて!」と伝えましょう。
秘密録音・録画
イジメやパワハラといったトラブルは、最低でも録音をしておくと解決がスムーズに運びます。
職場で録音や録画を勝手にするのは、法律的に大丈夫なのか。と言われたら若干グレーです。
というのも、仕事中の全てのやり取りを記録するのは、会社の情報を外に出してしまう可能性もあるので、ダメだという主張もあります。
ですが、自分自身の身を守るために録音や録画をする事は、正当防衛に近いので認められると考えられます。
参考動画をどうぞ。
転職も考えよう
働くのが怖いと感じる人は、ずっと同じ会社で働き続けなきゃいけない、と考えてしまってます。
ですが、そんな法律はないんですよ。
自由に職業を選択できますし、今居る会社で働き続けるのが無理だと感じたら、いつでも辞めることができます。
確かに、転職にはリスクがあります。
- 採用されるかどうか分からない
- 給料が下がるのが当たり前
- 転職しすぎると印象が悪い
このようなデメリットがあります。
ですが、本当に無理だと感じた会社に居続けても、あなたがツラいだけです。
辞めなくても何とかなる場合もありますが、もしもの時のためにも一応「転職」という選択を用意しておくと、働くのが怖いと感じづらくなりますよ。
転職は当たり前
マイナビの調査で、転職する人は増加している事が分かっています。
2020年はコロナの影響があり、転職を控える人が多かったようですが、2021年は2019年よりも1%増加してます。2018年と比べると、33.1%も増加しています。
しかも年々、転職回数が1回だという人は減っていて、2回目3回目の人が割合的に増えている事も分かってます。
このように、転職は当たり前となっているのです。
だから転職を頭の中から排除しなくても良いんですよ。
転職活動の注意点
転職活動をしようと決めたら、仕事を辞めずに転職活動を始めてください。
退職してから転職活動をするメリットは、時間をたくさん使える事だけで、デメリットの方が多いです。
- すぐに転職先が見つからなかった時に焦ってしまう
- 辞めた理由をわざわざ作らないといけない
- 空白期間はブランク期間とみなされる
なので、絶対に仕事を辞めないで転職活動を始めましょう。
20代であれば、まだまだ会社を選べる余裕があります。
数社の転職サイトや転職エージェントに登録しておくと、わりとすぐに転職先が見つかりますよ。
このように非常手段を用意しておけば、働くのが怖いと感じる事は無くなります。
仕事の不安を無くすために転職エージェントに登録しておこう!
働くのが怖いと考えている方は、転職エージェントを活用し、他の仕事を見つけてみることをお勧めします。
転職エージェントに登録すると、会社の求人紹介、様々なアドバイス、面接の練習など転職をサポートいただけます。
リクルートエージェント
公式サイト: https://www.r-agent.com/
- 非公開求人含め、 約20万件の求人情報
- 評判、実績ともにNo.1エージェント
- 書類添削、面接対策、そして企業との交渉まで手厚いサポート
国内最大級の転職エージェントサイトです。非公開求人を含めると約20万件以上を取り扱い、業種・業界・企業規模にこだわらない、評判、実績ともにNo.1エージェントです。
それぞれのエージェントの対応も丁寧で質が高く、職務経歴書などの情報をしっかりと分析して自分に合った求人を紹介してくれます。筆者もこれまでの転職活動でリクルートエージェント経由で2度の内定をもらうことができました。
転職サイトの紹介でもありますが、リクナビNEXTとも求人情報が連動しているので、合わせて活用すれば求人情報に困ることはないでしょう。
\【転職初心者は絶対に登録しておこう】3分で無料登録!/
無料登録後もお金はかかりません。
【まとめ】働くのが怖いと感じるのは普通です
人それぞれ、さまざまな理由があるかと思いますが、働くのが怖いと感じるのは普通の事です。
誰でも、これから何が起こるか分からない事は怖いし、全く経験した事がないものが目の前に待っていたら、怖いですよ。
しかし働くことは、さほど大した事がありません。
なぜかというと
- 試用期間中でも簡単にクビにできない
- ミスした所で、大した事にならない
- 結局、どうなっても何とかなる
働くのが怖いと感じている人の気持ちは分かります。
私も最初は怖かったです。仕事が上手くいくかな、役に立てるかな、苦手なタイプの人が居たらどうしよう、とドキドキしてました。
でも、実は考えすぎなんですよ。
そんなんで片付けられないよ、という方は「働くのが怖い」から「なんとかなりそう」と克服する方法から読みなおしてみてください。
コメント