仕事でミスばかりしていると誰でも気持ちが落ち込むものです。
でも頑張れば頑張る人ほど、それだけどうしても失敗をする可能性は高くなります。
失敗をどう乗り越え、今後同じようなミスをしないようにどうすれば良いか知っておくことが社会人にはとても重要です。
そこで今回、仕事でミスばかりして気持ちが落ち込む日々が続く人、仕事の失敗を恐れずに前進したい人におすすめの失敗をしない仕事の進め方を紹介します。
仕事でミスばかりしやすい人の特徴とは
仕事の上で失敗をしない人はいませんが、失敗の数が多い、又は何度も同じミスを繰り返す人とはどのような人でしょうか。
ミスばかりしやすい人の特徴を知っておくことで、それを反面教師にし、ミスの予防に役立てられます。
もし自分にも当てはまるようなら、そここそが失敗しないように対策すべきポイントです。
1.マイナス思考の人ほどミスを起こしやすい
仕事で多くのミスを犯す人は、前向きになれないマイナス思考の人が多いと言われています。
人はミスをするとどんどん落ち込んでしまう傾向があるため、仕事のモチベーションがそのせいで低下し続けてしまうと厄介です。
過去をずっと引きずってしまうと、もう一度ミスした場合にどうなってしまうか恐怖のあまり萎縮してしまうので、本来の自分の実力を出し切ることができません。
さらに今度はミスをしないようにと注意をしすぎると作業が遅くなってしまい、仕事の遅れにつながりますから負の連鎖を断ち切る必要があります。
2.メモを取らないまたは取り方が下手
上司からの指示や命令、他の人からの相談など、必要に応じてメモを取ることが仕事の基本です。
ただし、ミスをすることが多い人はメモをとることをを軽視する傾向があり、また、メモの上手な取り方に慣れていないということもあるかもしれません。
自分の頭の中で覚えているから大丈夫だと記憶だけに頼っている人は、その自信過剰な性格のせいで仕事をミスすることがあります。
メモさえとっていればミスをせずに済んだという心当たりがある人は、メモを必ず取るようにして時間がある時にいつでも見返しましょう。
3.ミスを後悔するが対策を練らない
ミスをしてしまったことに対してとても後悔する一方で、なぜミスをしてしまったのかその理由を突き止めず、次に失敗をしないように対策を練らない人が多いと言われます。
つまり、後悔はしているけれども反省はしていないのでまた次に同じ失敗を繰り返してしまい、失敗から何も学ばないのが特徴です。
4.整理整頓が苦手
整理整頓は自分のデスク周りだけでなく頭の中もしないといけません。
整理整頓が苦手な人は優先すべき重要性や効率の良い手順を取り違え、仕事で失敗する原因を自ら作り出してしまっているのです。
まずは全体像を考えてからどの仕事を始めるべきか検討して、時間に余裕やゆとりを作れば焦ることによるミスを防ぐことができるでしょう。
仕事の失敗で落ち込む時の気持ちの切り替え方
責任感が強ければ強いほどミスばかりすると、とても気分が落ち込んでしまいますし自責の念にかられることもあるでしょう。
でも仕事の失敗で落ち込んでいても前には進めませんから、落ち込む気持ちを回復させることができる、切り替え方を紹介します。
1.ミスは誰にでも起こると考える
ミスは誰にでも起こるということは大前提として、そのミスをいかに小さく傷口を広がらないようにするかが大切です。
ミスは誰にでも起こりうるからと開き直るのではなく、次に同じようなミスをしないように教訓にして、これからは失敗しないように事前予防することを心がけてください。
2.失敗を自分だけのせいにしない
失敗したことを素直に反省することは大切ですが、失敗を自分だけのせいにしてしまうのはやめましょう。
他人のせいだけにするのはよくありませんが、起きてしまった失敗はもしかしたら労働環境が悪かったせいかも知れませんし、指示をした人のその方法が良くなかったのかも知れません。
責任感が強いあまり、身の丈以上の責任を感じる必要はありませんので、失敗した気持ちを引きずってさらなる失敗をしないように気持ちを切り替えてください。
3.会社以外の人に相談する
自分が悩み、落ち込んでいる時に何でも打ち明けて相談できる人の存在は大切で、仕事のつらさや苦しさを乗り越えるのにとても重要です。
仕事の悩みや苦痛については仕事と関係のない会社以外の人の方が打ち明けやすく、相談しやすい場合があります。
会社について詳しく知らない人からこそ、よりそって話を聞いてくれたり、第三者としての客観的な意見を言ってくれるでしょう。
4.得意なことで挽回する
仕事のミスは仕事で取り返すのが、落ち込む自分を早く立ち直らせるに良い方法です。
特に自分が一番得意なことで挽回できれば、自信や励みになって今後もミスを恐れずに積極的でいられるでしょう。
5.仕事以外の楽しみを充実させる
失敗をしていつまでも引きずってしまい、気分が暗くなる方は仕事以外の楽しみを充実させてみましょう。
例えば好きな事に没頭することで精神的な疲労を回復することができ、ミスを教訓として前向きに捉えることが可能になります。
仕事のことをいったん頭から外すことによって、気持ちに整理がつくわけです。
仕事以外の楽しみがモチベーションアップや明日への活力に繋がることがありますので、失敗をよく繰り返してしまう人に大変おすすめです。
失敗をしない仕事の上手な進め方予防法
予見できる失敗をしない、もしくは同じミスを繰り返さないなど、努力次第によって失敗をしないで上手に仕事を進めることが可能です。
事前準備や心構えについて紹介しておきますので実践してみてください。
1.失敗ありきで仕事に取り組む
自分は絶対に失敗せずに成功させようと意気込みすぎると、いざ失敗してしまった時に落ち込みすぎてさらに事態を悪化させるケースがあります。
「失敗は悪」という考えが根強い人は完璧主義者に多く、失敗を挽回するという発想が元々ないため、いざ自分が思ってもいないミスをした時に立ち直るのに時間がかかります。
誰にでも大なり小なり失敗はあるものだと、肩の力を抜くのも大切なことです。
2.自分の特性を理解する
いつも同じ失敗を繰り返してしまう人は、そのミスの特徴がどのようなものかを思い返してみましょう。
- いつも遅刻してしまう
- 忘れ物が多い
- 報告や連絡を怠る
どれも単純で、自分が少し気をつければ防げる失敗ですよね。
取り返しがきかない深刻なミスではない反面、このようなミスは繰り返すことが多く、失敗の回数が多いのも会社にとって迷惑となります。
一つ一つの失敗が軽いものなのでなかなか反省することがないかもしれませんが、日頃からミスをしないように努力するのは社会人の務めです。
そして自分の負の面だけでなく、強みもきちんと知っておきましょう。
あなたにはきっと知的好奇心や想像力の豊かさ、新しいアイデアの発想力、社交性や積極性、責任感などが備わっているはずです。
それらの特徴は仕事をしていく上でとても強みとなる武器であり、それを生かせる仕事こそがあなたの最適なフィールドなのです。
そこで、あなたの強みとは何か、診断してみましょう。
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まずはリクナビネクストのグッドポイント診断で自己分析し、あなたの強みを客観的に理解しましょう。
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3.やるべきチェックリストをつくる
最近ではスマホのアプリで、やるべきチェックリストを簡単に作成できる便利なツールがあります。
仕事の優先順位を可視化できますので、タスク管理を徹底することで仕事の効率もあげることが可能です。
長時間かけて行う仕事、短期間で終わらせなくてはならない仕事など区別し、終わった事からどんどんチェックを外していくことで、やり忘れを未然に防ぐことができます。
4.たとえ慣れた作業も定期的に見直す
単純作業やいつもやっている仕事であっても、上司や他の仲間にきちんと相談し、確認することも大切なポイントです。
仕事の進捗状態も時々定期的に見直すことで作業効率の低下を防げるだけでなく、つまらない単純なミスを防げます
定期的に見直すことで早い段階でミスに気付くことができれば、失敗ダメージや影響が及ぶ範囲を最小限に食い止めることができるでしょう。
5.生活のリズムを正しく整える
社会人として最も単純な失敗と言ったら寝過ごして遅刻することでしょう。
上司や同僚だけでなく取引先相手に迷惑をかけてはとんでもないことですので、絶対に遅刻はしてはいけません。
遅刻をする人の特徴には生活のリズムが乱れていて、起床時間や就寝時間が定まっていないということがあります。
生活のリズムを正しく整えることで、そのような時間がすべてルーティン化し、意識しなくても同じ時間に起床することができます。
6.仕事の前に仕事全体の流れを把握する
一つの仕事に対して初めから終わりまでどのような流れなのか、全体像を描いておきましょう
ミスが多い人は、自分が今している仕事が今後どのように次の仕事に影響するのかよくわかっていません。
仕事の前後関係をきちんと把握してていれば、防げるミスは多いものですし、全体の流れを把握しているからこそ仕事の優先順位をつけやすくなります。
仕事の全体の流れを把握することによって、作業工程がはっきりし、やり忘れる、やり方を間違えるといったミスを事前に予防することができますので、すぐに実践してください。
7.わからない点をあいまいにしない
質問したりきちんと調べたり、分からない点を曖昧にしたまま思い込みで決めつけるのはやめましょう。
面倒くさがり屋だと「できるだろう」「いけるだろう」と根拠のないポジティブな自己判断で先に進んでしまい、大きなミスを引き起こしてしまうことがあります。
仕事でミスばかりするのは今の仕事にミスマッチなのかも
きちんと確認やチェックをして、報告、連絡、相談を守りながら仕事を進めているにも関わらず仕事でミスばかりをしてしまうなら、今の仕事にマッチしていないのかもしれません。
そんな時は異業種に転職してみるのも一つの方法です。
仕事で失敗することがどうしても多いと感じるようであれば一度自分の好きなことや得意なことを詳しく分析し、ミスを繰り返さない職種を検討してみるのもありです。
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