新入社員の頃はやる気があった、まだ20代なのになんだかやる気がでない、辞めたいと思うことが増えてきた。
仕事に集中できず、何のために仕事しているのかわからない。最近はモチベーションが低下してモヤモヤしている。
このようなやる気が出ない状態を放置しておくと、さまざまな弊害が起こる可能性があります。
今回は20代が「やる気が出ない状態」から再びやる気を起こすための解決法をご紹介していきます。
仕事のやる気がなくなる20代は意外と多い
社会人になりたての新入社員の頃はやる気があったけど、なんだか最近仕事に集中できず、モチベーションは下がりっぱなし。このようにやる気が出ないと感じている20代は意外と多いです。
新卒3年以内離職率は3割!
大学新卒者のうち、3年以内にその会社を辞めた割合は3割以上もいるということが、厚生労働省の新規学卒者の離職状況データからもわかります。
参考:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」
退職に繋がったやる気減退の3大理由
初職の離職理由
- 「仕事が自分に合わなかった」43.4%
- 「人間関係がよくなかった」23.7%
- 「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかった」23.4%
参考:内閣府 「平成30年版 子供・若者白書」内、就労等に関する若者の意識”初職の離職理由”より抜粋
この調査結果から、実に4割以上が「仕事が自分に合わなかった」と感じ退職しています。
- 自分に合うと思った仕事なのに、働いてみたら実際は自分に合わなかった。
- そもそも自分のやりたい仕事じゃなかった。
こんな風に気が付いた瞬間にやる気を失うことが一番多い退職理由になっています。
つづいて「人間関係がよくなかった」、「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかった」というのがどちらも23%程度あり、仕事ではなく労働環境に不満を抱き退職に至ったという結果になっています。
20代のうちから仕事のやる気が出ない状態を放置するのは危険!
貴重な成長チャンスを逃す
仕事を始めた頃は何もかも初めてなので、夢中にこなしているうちにあらゆることを吸収し、成長していたと思います。
でもやる気が出ないと、やる気のある人に比べて成長しようというモチベーションが低くなりがちです。
やる気がなく、適当に受け流すだけの仕事をしていては積極性がなくなり挑戦しようという意欲も湧いてこないもの。
そうなると、身につくはずのスキルは身に付かず、のちのち転職する際にも不利になってしまいます。
20代というのは比較的失敗が許されるもの。でもそれも、挑戦しないと得られない経験です。
大船に乗って冒険できるという、貴重な成長のチャンスを逃すことになってしまいます。
そんな20代の貴重な時間を無駄にしないようにしましょう。
人間不信やうつなどに陥る
やる気の出ない職場で働き続けると、だんだんストレスが蓄積されてしまい、会社に行きたくなくなったり気分が滅入って人間不信に陥ったり、うつ病になってしまうこともあります。
自分では気が付かないうちに自らを追い込んでしまう、鬱症状に気が付かないでいて、突然電池が切れたように何もできなくなってしまうなど、深刻な状況になってしまうほど自分を追い込む必要はありません。そうなる前に退職や新しい道に切り替えるようにしましょう。
仕事のやる気を起こすための解決法
何も考えず、行動せず、やる気のない毎日を過ごしていても目の前の状況は打破できません。やる気を再び取り戻すためには、少しの勇気と覚悟を持って、行動することで変えていくことができます。
行動を起こすことは簡単ではないかもしれません。ただ、やる気の出し方を今のうちに習得してしまえば、この先の長い人生でつまづいた時の糧になるでしょう。
仕事の目標や目的を明確にする
自分に仕事が合ってるのか、どんな目標を持てばいいのかわからないまま仕事をしていると、壁にぶち当たった時に「一体何のために仕事をしているのかわからない。」と、疑問に思い、すべて投げ出してしまいたいという気持ちになりがちです。
でも仕事の目標があり、それに向かって日々業務をしていると、目標に向かって進んでいるか、目的に沿っているのかという判断基準ができ、目標に向かって進むことができます。
目的を明確にしたならあとは実践するだけです。ポイントは低めの目標設定から達成する感覚を味わうこと。
それを繰り返していくことで、仕事へのやりがいを感じ、それが楽しさに繋がるかもしれません。
目標を立てるポイント
- 「努力する」というような曖昧なものではなく、具体的にすること。
- いつまでに目標を達成するのか期限を決めること。
- 達成することで自分にメリットがあるものにすること。
思考整理のためにマンダラートのアプリなどを活用してもよいでしょう。最初は低めのステップから、階段式に目標設定することでモチベーションを下げることなく取り組むことができます。
上司や同僚に愚痴を聞いてもらう
一人で考え込んでいたけど、案外人に話すと心がスッキリしたり、小さな悩みだったことに気が付くということもあります。
自分の考えや方向性が正しいか不安になった時、第三者へ相談し、アドバイスをもらうというのも、やる気を取り戻す糸口になるでしょう。
仕事の悩み誰に相談する?
- 同僚や上司に話してみよう
- 会社に不満がある場合は産業医に相談してアドバイスを求めよう
- 誰にも打ち明けられない心の不安は心理カウンセラーや心療内科の医師に相談しよう
転職サイトに登録してエージェントに相談
今すぐ転職したいわけじゃないから登録はちょっと、と思っていませんか?
実は転職サイトに登録していく中で、キャリアシートを作成したり、適職診断や自己分析、タイピングテストなど様々な角度から自分を分析する機会があるので転職サイトに登録してみるのもおすすめです。
特に、リクナビNEXTに登録すると、グッドポイント診断という自己分析サービスを無料で使えて、現実思考や社交性、バランスなど18種類ある中から、あなたの強みを5つ診断してくれます。
自分の強みが何か理解するためにも、一度試してみると新たな発見が必ず見つかります。
また、今よりもっと希望条件に合った職場が見つかる可能性があること、思ってもいなかった適職が見つかる可能性があるなど、やる気を起こすきっかけになるかもしれません。
やる気を維持できる転職先を見つけるポイント
どうしても現状の仕事に満足できないようであれば、転職活動をするのもひとつの手です。
自分はどんなことならやる気が出るのか、どんな仕事にやりがいを感じるのかは人によって異なります。
自分のやる気の根源が何かを知ることで、それに合った仕事を見つけていくとこの先の長い人生が有益に過ごせるのではないでしょうか。
充実感を感じるのはどれ?
- 仕事を任せてもらえることに充実感があるなら<裁量権重視タイプ>
- ノルマの達成に充実感があるなら<成果重視タイプ>
- 人のつながりを感じることに充実感があるなら<チームワーク重視タイプ>
仕事を任せてもらえることに充実感があるなら<裁量権重視タイプ>
裁量とは、当人の考えに基づいて問題を判断し処理すること。
自分に決定権が多くあり、やりたいと思ったことに挑戦していけることが大きなメリット。自分で決めたことを進めていくため、やりがいも強く感じることができます。
このタイプはスタートアップやメガベンチャーといった拡大期の企業が向いてます。
ベンチャーでなくてもプロジェクトマネージャーを目指し、企画職から仕事をするのもおすすめです。
ノルマの達成に充実感があるなら<成果重視タイプ>
業界問わず、営業職は成果主義の考え方が強いため、このタイプは営業職が向いています。
ほとんどの営業職では歩合制の報酬制度が用意されてるなど、結果を出せば出すほど高く評価され、やる気もアップします。
外資系企業や不動産業界、証券会社などを始め、業界問わず営業職であったり、タクシードライバーというのも個人に成績が紐付き成果に繋がります。
人のつながりを感じることに充実感があるなら<チームワーク重視タイプ>
チームで何かを作り上げたり、人とのつながりを感じることを重要視しているなら、仕事の特性上チームワークが必要なものが向いています。
ホテル業界や飲食、看護師や介護職ではホスピタリティ精神を大切に人とのつながりやチームワークが大切になってきます。他にIT業界でもシステム作りなどは基盤構築からプログラム設計、クリエイティブなどチームワークが欠かせない職業なのでおすすめです。
[まとめ]自分に合ったやる気アップ策を見つけ出そう
仕事に集中できず心ここにあらずな状態で過ごしているなら、今ここで自分の目標を再確認して、少しのやる気をつけてみてください。
大事な20代をどう過ごすかで、この先の長い人生が充実度が変わってきます。
これを転換期と捉えて、マインドチェンジするよいきっかけにしてはいかがでしょうか。
- リクナビネクスト
“強み診断”ができる無料でできるサービスつき。自己理解を深めよう! - マイナビジョブ20`s
20代での転職活動なら登録しておくべし。 - ビズリーチ
ハイクラス向けの転職サイト。
登録するだけで年収アップオファーも来るので、とりあえず登録しておこう。
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