毎日、なんとか与えられた仕事はこなしてはいるけど、仕事にたいした目標があるわけではなく、身が入らず、モチベーションが上がらないなんていうことはありませんか?
次の休みの日が待ち遠しいだけで仕事に目標がない、今のままだとこの先が不安だという方の心理の分析と解決策を紹介します。
今までの仕事に対するモヤモヤとした気持ちの原因をしっかりと知り、モチベーションの保てる社会人生活を送っていきましょう。
仕事でモチベーションがあがらない原因とは？目標がない
まず、なぜ仕事でモチベーションがあがらないのか、その原因を解明していきましょう。
職場の環境や労働条件、待遇に不満があると仕事のモチベーション維持や向上は難しいことがよくあります。
また、人間は何かをするには短期・長期的な目標設定が大切です。
目標達成という目的があるからこそ頑張れるのであって、それがはっきりしていないと誰でもやる気は簡単には起こりません。
仕事でモチベーションがあがらないのかのは、単なる怠け心ではなく、実は客観的な原因があることが多く、それをしっかりと自覚することで改善することが可能なのです。
原因①もともと希望の職種や業種ではない
とりあえず決まったところに就職した、もともと希望の職種や業種ではないなど、就活の時点で自分の希望通りでない場合はモチベーションアップは難しいです。
しばらく頑張ってみても今の仕事に目標ややりがいを感じないようであれば、違う仕事に就くことを真剣に考えたほうが良いかもしれません。
原因②正当な評価をされていない
長時間労働をしている割には全然給料が上がらない、責任のある立場にしてもらえないなど正当な評価をされていないと感じている場合、モチベーションが上がらないことはよくあります。
本当に評価してもらえていないのか、もしくは自分が高望みをしているだけなのか、周囲の人に相談し 、場合によってはその道のプロの第三者に評価してもらう必要があるでしょう。
原因③職場の人間関係がうまくいっていない
上司や先輩とうまくいっていないととてもつらいですよね。
長時間顔を合わせるだけでなく、パワハラやモラハラまがいの言動で叱られたり怒鳴られたりすると会社に通う足取りが重くなります。
鬱になってしまう前に早急な対応が必要でしょう。
原因④業務内容に対して給料が見合っていない
同等の業種や職種と比較して給料が見合っていないと感じる場合、もしかしたらブラック企業の体質がそこにはあるのかもしれません。
大手、中小に関わらず、正当とは言えない給料で業務をさせられている場合、然るべき第三者機関に相談しても良いでしょう。
原因⑤今の仕事を続けることに不安がある
漠然と今のままの仕事を続けて良いのだろうか、もっと自分のやりがいを感じる仕事があるのではないかと不安に感じている場合、一度自分の今後のキャリアについて再考する必要があるかもしれません。
原因⑥短期・長期の目標設定ができていない
いつまでにどうなりたい、何歳にはこうしていたいなどの目標を設定していないと、ただ毎日を消化していくだけで仕事のモチベーションは維持できません。
些細な目標でも構いませんので、数年単位の目標や現実できそうな夢を想像してみましょう。
以上の原因により多く当てはまれば当てはまるほど仕事でモチベーションの維持向上は難しく、目標達成は厳しいと言えるでしょう。
モチベーションアップや維持のために今すぐできることとは？
誰も生まれた時から、遊ぶことより仕事をすることの方が好きという人はまずいません。
ではモチベーションがいつも高く、仕事を頑張ることを続けられている人はどうしているのでしょうか?
曖昧だった目標設定を明確にする
仕事に目標がないからモチベーションがあがらないというのは当然で、大きな野心でもなければ仕事に目標を持つなんていうことはなかなかないでしょう。
では、目標を短期と長期に分けてつくってみてください。
難しく考えずに、たとえば2,3年以内にどうなっていたい、退職する頃にはどうしていたいなど、希望や願望を考えれば良いのです。
2,3年以内に大きなプロジェクトのリーダーになって出世したい、会社を退職する頃には家のローンを完済して旅行に行きたいなど、自分の努力次第で叶えられる夢を具体的に持ちましょう。
そうすれば曖昧だった仕事の目標が明確になり、少なくともモチベーションは維持、うまく仕事が進めばもっとアップするでしょう。
名誉・報酬・罰則を動機付けにする
主任、課長、部長、といったように肩書が付いて出世したり、給料が上がって経済的にゆとりができたりすると仕事が楽しくなるものです。
また、これをやらないと○○になってしまうから頑張る、というのも仕事のモチベーションアップや維持の動機付けに大切なことと言えるでしょう。
仕事は趣味と違って、もともとやりたくてやっているわけではないという人がほとんどです。
ですから仕事に目標がないならないでもそこは割り切って、お金が貰えるから、地位やハクがつくから、怒られたくないから、といった単純な理由でも頑張るきっかけにすれば良いのです。
そうすると肩の荷が軽くなり、仕事の中でやりがいや目標が見つかることもありえます。
自己投資に積極的になる
現状を良くしたい、自分を磨きたいと、仕事へのモチベーションにつながる自己啓発をすることもとても大切です。
スキルアップや資格取得
学生時代、学校の成績を良くするために参考書を読破したとか、塾に通って学校の授業の先取りをしたという経験はありませんか?
また、英検を受けたりTOEICを受けてみた人もいますよよね。
仕事も同じで、スキルアップや資格取得に力を入れて、スキル向上を目指してみましょう。
自己啓発本、ブログ、セミナー受講
モチベーションの上げ方が分からない、目標がないからどうしたらいいかわからない方向けに自己啓発方法がいくつかあります。
参考になる自己啓発本や自己啓発ブログはよくあり、仕事のモチベーションを保つ方法や仕事への取り組み方、前向きな思考の方法など、読んだだけですごく仕事をしたい気持ちになること間違いありません。
もっと興味がわくなら、ビジネスセミナーを受講してみるのも良いでしょう。
ビジネスコンサルタントの先生が仕事に対する取り組み方について様々なアイディアやヒントを教えてくれます。
参考：社会人は何を勉強すればいいの？｜忙しい社会人でも勉強すべきオススメジャンル５選を解説
体力的な向上
もし今、以前よりも体力が落ちていると感じていたらモチベーションをアップするチャンスだと思ってください。
筋トレでもランニングでも構いませんので、毎日少しでも目標を決めて成し遂げた達成感を味わいましょう。
仕事に目標がない、モチベーションがあがらないという方は「今日もまた無駄な1日で終わってしまった」という罪悪感や無力感に苛まれているものです。
体力的に向上することで身体が軽くなるだけでなく、心も軽くなりますので、やって見る価値が十分にあります。
今と違う環境に変わることを考えてみよう
色々試してみたけど、それでもやっぱりモチベーションが上がらないなら深刻な状態といえます。
もしそのまま無理に頑張ると燃え尽き症候群になったり、一気に脱力感が出て鬱になってしまう恐れも出てくるでしょう。
今とは違う環境に変えることで、仕事のモチベーションを取り戻すきっかけができるかもしれません。
休暇をとってリフレッシュする
心身の疲労なら休息で回復することもありうります。
真面目な性格の人ほど怪我や病気でないと会社を休むことに抵抗を感じるかもしれませんが、休暇でリフレッシュすることで心身の健康を取り戻せるかもしれません。
部署の人事異動を希望する
今の部署の仕事が自分に合っていないなら、他に空きがあるなら人事異動を希望するのも一つの手です。
もちろん、それによって元の部署よりも給料が下がったり、スキルを１から磨き直す必要もあるかもしれませんが、モチベーションが上がらないままよりは断然生産的ですから願い出てみましょう。
転職にチャレンジする
元々自分が希望した就職先でなかった場合、思い切って転職してみるのも大切です。
たまたま内定がとれた会社に就職したのは良いものの、もっと慎重に就活していればと後悔しているようであれば転職がおすすめです。
転職の動機をただ前職でやる気が出なかったからと曖昧にせず、しっかりと自己分析をした上で、プロの転職エージェントに相談するのが一番です。
若いうちなら希望の仕事を選べる可能性が高いから有利ですので、さっそく相談してみましょう。
【まとめ】仕事の目標がない、モチベーションが低い状態から早めに脱しよう！
こちらの記事では、「仕事の目標がない」「モチベーションが低い」原因を考え、その状況から脱する方法について解説してきました。
目標がないやモチベーションが低い状態が続くと、あなたのせっかくのキャリアが育たないリスクがあることを理解しておきましょう。
今の職場を辞めたいわけじゃないならスキルアップを、他の環境について気になる方は、転職サイトで自分にあった求人を探してみましょう。
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