あの上司とはウマが合わない。いや、それどころか嫌い!顔を見るのも、声を聞くのも無理。気分が悪くなる。
そこまで上司の事が嫌いになってしまったなら、一刻も早く転職先を見つけましょう。
なぜなら
- 転職は今時普通のこと
- 転職は年齢が若いほどチャンスが多い
- このままだと、体を壊してしまう
ですが仕事はまだ辞めないでください。その方が今より良い所に転職できる可能性があります。
いくら上司の事が嫌いすぎても、先に退職をしてしまうと焦って黒い会社に引っ掛かりやすくなるからです。
退職した理由を作文する必要があるし、面接官からの印象もあまり良くないので、今の会社を辞めずにまずは転職活動をしましょう。
転職は最後の切り札です。上司の事が嫌いだけど、まだ大丈夫だという方は手札に持っておきましょう。
ですが、無理はしないでください。
さて、嫌いな上司が居る時の対処方法を解説しますが、その前に「上司の事が嫌いだ」と感じてる人が意外に居るという事をお話しておきます。
日本で上司が嫌いな人の割合は?
『上司の事が嫌い』と答える人は、わりと居ます。
友達に上司の事が嫌いって言う人が居ないから、自分だけが変なのかと思ってましたか?
そんな事は、ありません。その人はたまたま、良い上司に当たっただけです。
上司が嫌いだと感じている割合
上司の事が嫌いだと感じている人の割合は73%も居ました。
なので、あなたが上司が嫌いすぎると感じるのは、おかしな事ではありません。
次の円グラフもご覧ください。
上司が理由で会社を辞めたいと思った割合
65%の人が、上司を理由に会社を辞めたいと思っています。
なので、あなただけが我慢できないという事ではないのです。
何が言いたいのかと言うと、半数以上の方があなたと同じ事を感じているので、上司が嫌いすぎる!と爆発しそうになっているあなたは、普通だという事です。
【調査結果つき】上司のことが嫌いすぎる理由TOP5
上司のことが嫌いだと感じる部分の特徴ランキングはこの5つです。
1位:相手によって態度を変える
2位:仕事を押し付ける/仕事をしない
3位:高圧的/偉そう
4位:気分屋
5位:自分がすべて正しいと思っている
引用元:PRTIMES嫌いな上司の特徴ランキング!男女500人アンケート調査(調査会社:株式会社ビズヒッツ)
1位:相手によって態度を変える
1番嫌われる上司のタイプは、相手によって態度を変える上司でした。
- お気に入りの部下には優しくて、気に入らない部下には厳しい
- 上の人が居る時と居ない時の態度が違いすぎる
こんな上司は信用も尊敬もできません。
仕事でミスをした時にフォローしてくれるとは思えませんし、もしかすると成果を横取りされるかもしれません。
そんな上司とは仕事をしたくありませんよね。
2位:仕事を押し付ける/仕事をしない
- 自分がしたくない仕事は部下に投げる
- 判断や決断が雑
上司から信頼されて仕事を任せてくれるなら良いですが、面倒な仕事をどんどん押し付けてくる上司もいます。
忙しいアピールをしているのに仕事をしている姿を見た事がない上司や、部下の状況や能力を把握せずに仕事を振る上司も居ます。
こんな上司と関わっていたら、いくら時間があっても足りません。
3位:高圧的/偉そう
- 丁寧語を使わない
- 普段の態度から高圧的
- 部下を叱る時の言葉遣いが荒い
こんな上司と一緒に仕事をすると、モチベーションが下がるだけです。
強く言えない人は萎縮してしまい、本来の力を発揮できなくなります。
高圧的な上司とは、人間関係を作りたいとも思えませんね。
4位:気分屋
- 気分が良い時は神対応。機嫌が悪い時は最悪
- 昨日と今日で言う事が変わる
ひどい時は数時間で態度や言う事がコロコロ変わる上司が居ます。
機嫌が悪い時に物に当たる上司だと、職場の空気が悪くなってしまいます。
上司の機嫌の良し悪しに気を付けて話かけたり、機嫌を取らなければいけなかったり、非常に面倒くさい上司です。
5位:自分がすべて正しいと思っている
- 自分の考えと違う意見は聞かない
- 部下からの提案も全く聞いてくれない
上司は今までのやり方を変えたくないか、自分が否定されているみたいで嫌なのでしょう。
そんな上司が居たら、仕事のやる気が起こりません。
最悪の場合は非効率な方法から抜け出せなくて、チームの業績が上がりません。
結局、成果が出ない責任を部下に押し付けてくる事も。
余計に職場の雰囲気が悪くなります。
嫌いすぎる、無理な上司が居る時の解決方法
『上司が嫌い!』だけど、まだ限界ではない時は以下の手順の通りにやってみてください。
- 上司の嫌いな所を言語化する
- 自分に非がないか確認する
- 嫌いな上司の言動を記録
上司の嫌いな所を言語化する
上司の嫌いな部分を全て言葉にしてみましょう。
例えば
- 頭ごなしに否定してくる
- 意見を真面目に聞いてくれない
- 部下に指摘したミスを自分がしている
これらをあなたのスマホや手帳に書いてみてください。
例に挙げたようなヒドイ事もあれば、意外にたいした事ではない理由も出てきます。
なぜ言語化する必要があるのかと言うと、あなたが嫌いだと思っている部分は客観的に見てどのレベルなのか確認するためです。
- 性格の不一致
- 嫌がらせなど
- パワハラに相当する事案
上司の事が嫌いだと感じる理由は、以上の3つに分けられます。
性格的に合わない事は仕方ありませんが、他の2つは要チェックです。
自分に非がないか確認する
いつも怒っている上司を見て、嫌いだと感じるのは分かります。精神的ダメージを受けてますよね。
ですが、上司が怒る原因があなた自身の時は話が変わります。
上司の言い方に問題があるかないかはとりあえず別として、怒られるような事をしたのなら、まずあなた自身が反省するべきです。
なぜ自分に非がないか確認する必要があるのかというと「あなたも悪いでしょ」と言われないためです。
なので、自分に非がなければ特にする事はありません。
嫌いな上司の言動を記録しよう
上司のことが嫌いすぎる理由になる事案は、だいたいのパターンがパワハラに当てはまる可能性があります。
小さな事だと1度だけではパワハラ等になりづらい事でも、継続していれば会社側が対処をすると考えられます。
なので、嫌いな上司とコミュニケーションをする時は録音をしてください。
秘密録音は合法ですが、業務中いつも録音するのは情報の漏えい等を理由に、会社からのSTOPが認められる場合があるそうです。
録音は、嫌いな上司とコミュニケーションを取る時だけにしましょう。
参考:職場内の無断録音・秘密録音は違法?(企業法務リーガルメディア)
ここまでやっても環境が改善しない場合は、すぐに転職できるよう動きましょう。
オススメの記事はこちら
→【第二新卒向け】社会人2年目3年目にオススメの転職サイト&エージェントを徹底比較!
【注意】嫌いすぎる上司と上手く付き合うやり方
今から解説する、嫌いすぎる上司とうまく付き合う方法は無理にしなくても良いです。
- まだ活動的に動ける方
- こんな上司を反面教師にするぞ!
このようにモチベーションがある人向けの解決方法です。
上司の良い面を探してみる
上司の事が嫌いだと感じ始めると、つい嫌な部分ばかり見えてしまいます。
なので、良い面を意識して探してみてください。
私も何となく気が合わない上司が居ましたが、仕事をテキパキと処理する手際の良さに感心した事があります。
上司の事が嫌いだと感じている人にとっては不本意かもしれませんが、よく観察しているうちに嫌いな部分も個性の1つに見えるかもしれません。
嫌な事はハッキリと伝えよう
上司に言えそうな人は、嫌だと感じたらハッキリと上司に伝えましょう。
なぜなら、顔にも出さず言葉としても表現しなければ、相手に伝わらないからです。
- 上司が自分の悪い所に気付けてない事がある
- このくらいなら大丈夫だろうと思ってしまう事がある
上司が目の前に居るから口にしないし、顔にも出さない。だけど止めてほしい・・察しろよ。と思うのは、ちょっと無理があります。
なので嫌だと感じたら、上司にやめるよう伝えましょう。
よほど上司の性格が悪くなければ、謝るはずです。
上司に直接言えない場合は、上司より上の人に相談してみてください。
成果を上げられるよう頑張る
成果が出てなくて、上司から文句を言われているなら頑張ってみましょう。
もう1つのパターンは、嫌いな上司を反面教師にして、追い抜くくらいの勢いで仕事に向き合う事です。
上司に構っている時間がなくなり、嫌いとか好きとか考えている場合ではなくなります。
結果的に仕事が認められれば、上司からの小言が減り、給料が上がり、昇進する可能性も。
割り切って仕事をする
『俺の上司は、こういう人なんだ』と割り切ってしまって、仕事を続ける方法です。
負けを認めるみたいで気が進まない方が居るかと思いますが、大人な対処方法の1つです。
- たんたんと仕事をこなす
- 上司の反応を期待しない
- 最低限のコミュニケーションだけにする
このような仕事の向き合い方をして、上司の言動を受け流します。
頑張ったから、こんな上司でも褒めてくれるだろう・・・と期待すると、ガッカリする結果になる事もあるので、自分で自分を褒めましょう。
慣れてくると精神的なストレスが軽減します。
部署異動を人事にお願いする
規模の小さな会社では難しいかと思いますが、部署の移動や転勤を人事にお願いしてみましょう。
人事にお願いをする時は「あの上司が嫌い」と本当の理由は出さない事。
ウソでも良いので、それらしい前向きな理由を人事に伝えてください。
望みは薄いですが、試してみましょう。
上司が嫌いすぎても、これだけはNG
いくら上司の事が嫌いすぎても、やってはいけない事があります。
上司のやっている事が理不尽であっても、同レベルの事をしてしまうと、会社から喧嘩両成敗だと言われてしまいます。
なので、これから言う事はやらないよう気を付けてください。
上司を無視する
上司の事が嫌いすぎても、無視を続けるのは逆パワハラになる可能性があります。
無視をしたくなるほどの事をする上司も悪いのですが、無視する事によって業務に支障が出る状況になると、不利になってしまいます。
なので、業務に必要な最低限のコミュニケーションはしてください。
職場で不満を言う
職場で不平不満を周りに聞こえるように言ったり、態度に出す事は良くありません。
なぜかというと
- 周りからの印象が悪くなってしまう
- 結局、上司と同レベルだと思われてしまう
なのでストレスがたまったら、職場ではない所で発散してください。
ただし、SNSで愚痴をこぼすのは気を付けましょう。
嫌いな上司に仕返しをする
嫌いな上司の言動を記録して、人事に報告するのは良いですが、それ以外の方法で仕返しをするのは止めてください。
仕返しの内容によっては、逆に職場から追い出される可能性があります。
解雇は経歴に深い傷が入るので、リスクとリターンの比率が合いません。
一例ですが、狙って私物のコーヒーを飲まれてしまう場合、中身をデスソースに変えるのは少しやり過ぎです。せめてセンブリ茶にしてください。(笑)
転職エージェントを通じて、他の仕事を知る
「今の上司が無理、嫌いすぎるから新しい職場を探してみたい・・・」と少しでも思うのであれば、転職エージェントの活用をオススメします。
転職をすることが前提でなくても、転職活動を通じて
- 仕事が適正なのか、ほかの仕事と比較できる
- 自分の市場価値を把握できる
- スキルが身に付いているか理解できる
など、転職エージェントを活用するメリットは大きいです。
今の職場が向いていないと思っている方は、まずは転職サイトに登録して、エージェントの方に相談に乗ってもらいましょう。
仮にあまり転職意欲がなくても、あなたの業界に必要なスキルを知ることで、仕事に対するモチベーションやキャリア観を身につけることができます。
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上司が嫌いならキャリアコーチングを受けるのもおすすめ
キャリアコーチングを通じて、転職を前提としない自分のキャリア戦略を考えてみるのもオススメです。
キャリアコーチングを利用すれば、プロのコーチに安心してキャリアの相談ができるだけではなく、自分自身の思考の整理にも繋がります。
キャリアコーチに相談をして、年収アップ、適正なキャリアをプロに相談することも考えてみましょう。
仕事でのストレスを排除しつつ、自分の特性にあった働き方を目指してみましょう。
参考記事:マジキャリの評判は?
まとめ:嫌いすぎる上司に当たったら、まず転職を検討しよう
嫌いすぎる上司とのコミュニケーションをどうするか考えるよりも、まず転職という最終手段の準備をしておきましょう。
転職市場では、年齢が若い事も価値として判断されます。
基本的に20代の方が選べる会社や業種が多いので、理想の会社が見つかるまで根気強く探してみてください。
遅くなればなるほど、拾ってくれる会社が減ってしまうのでお早めに。
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