あなたの会社、見切りを付けた方が良いかもしれません。
会社の中に居ると盲目的になってしまい、外から見たら危なそうに見えるのに中に居ると「こんなのいつも通り」と楽観してしまうことは、よくあることです。
ですので今一度、自分の会社は大丈夫なのかチェックしておきましょう。
見切りを早く付けられないと会社と共に転落してしまうので、自分の生活のためにも会社を客観的に見てください。
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見切りを付けた方が良い会社。11の特徴
それでは見切りを付けた方が良い会社の特徴を挙げていきます。
1つ当てはまるからといって、必ずしも早急に辞めた方が良いとは言い切れませんが、会社の発展が見込めない可能性があるので、注意しておきましょう。
会社のやり方が古臭い
- 残業してナンボ
- ペーパーレスが進んでない
- 無駄な会議が多い。時間が長い
このような会社は時代に取り残されて、将来的に経営が傾く可能性があります。
なぜかというと、変化に対応できない会社は今まで例外なく倒産してきたからです。
伝統を守って生き残っている会社は別ですが、そんな会社は意外に外から見えないところで柔軟に変えていることもあります。
新人が定着しない
問題を抱えている会社は、新人のようなまだ慣れていない人にとっては違和感が強いので、新人が定着しづらいです。
今はスマートフォンがとても普及しているので、SNSやインターネットで自分の会社と他の会社を簡単に比較することができます。
そのため「なにかおかしい」と新人はすぐに気付いてしまい、変な会社は新人が定着しないのです。
そのため、社員の年齢層がいびつになってしまいます。
- 若年層が多い、ピラミッド型
- 中間が多い、釣り鐘型
- 中間が少ない、ひょうたん型
- 若年層が少ない、逆ピラミッド型
一般的には釣り鐘型が自然な形と言われてます。
ですが、会社が設立から短ければホワイトでもピラミッド型になりますし、人気のない業種の1つと言われる運送業は逆ピラミッド型になりやすいです。
運送業でも大きな会社は経営が安定しているので、年齢層だけで見切りを付けるのはやめておきましょう。
こんな人が辞めていく
見切りを付けた方が良い会社は、優秀な人が突然辞めてしまったり、経理が辞めてしまいます。
なぜかというと、古い体勢の会社の特徴として、優秀な人を潰してしまうことがあるからです。
今まで上手くいってるのに、余計な口出しをしないでほしい。自分より若いのに出世しそうだから嫉妬から潰した。
このような理由で、優秀な人が会社から離れてしまうのです。
もう1つ、優秀な人が定着しない理由は「こんな会社では全然成長できない」と感じた時や将来性が見えないと感じた時。
ですので、優秀な人が定着しない会社は見切りを付けた方がいい、と言われているのです。
経理は会社の経営状態を数字で毎日見ているので、会社が傾き始めるとすぐに気づきます。
経理部に居る人は日商簿記に合格してなくても、実務経験があれば雇ってくれる会社や税理士法人はいくらでもあるので、転職先に困りません。
ですので、経理が突然辞めた会社は見切りを付けた方が良いのです。
時間にルーズな人が多い
時間にルーズな人が多い会社は、仕事でミスを起こしやすいので、お客様との信頼関係が崩れやすいです。
仕事に対する意識が低いので、サービスの質は最悪。口コミで悪い話が広がり、新規顧客が取れなくなってしまいます。
リピーターの不満が爆発すれば、二度と商品を買ってくれなくなり、売り上げが下がって赤字になるでしょう。
ですので時間にルーズな人が多い会社は、見切りを付けておく方が良いのです。
無能な人が出世している
家族経営の会社で、仕事ができないのに親族を役職にしているところや、会社に人が全然居なくて年功序列で出世している会社は危ういです。
なぜなら管理職には向き、不向きがあります。
管理職向きでない人を出世させてしまうと、ほぼ確実に業績が下がるでしょう。
- 部下のパフォーマンスを引き出せない
- 部下のモチベーションが下がる
- 結果、離職率が上がる
人が定着しませんし、無能上司の種類によっては仕事ができる人を潰すこともあります。当然、業績は右肩下がりとなります。
ですので無能な人が管理職になっている会社は見切りを付けた方が良いでしょう。
ハラスメントが当たり前
パワハラ・セクハラ・モラハラが当たり前のような会社は今すぐ見切りを付けましょう。
被害を受け続けると、学習性無力感という状態に陥ってしまって、反発や抵抗をしなくなってしまいます。
一種の洗脳状態に近く、抜け出すのが大変な心理状況ですので、ハラスメントが横行している会社は早急に見切りを付けましょう。
労働基準法を全く守ってない
最近は労働基準法を守る会社が増えてきましたが、中小企業はいまだにグレーなところがあります。
全ての法律を把握することはできませんが、よくある事例は
- 給料から賠償金を天引きする
- 残業代・早業代が出ない
- 休憩時間に拘束をする
- 職務の強要をする
- 即日解雇をさせる
このようなことは労働基準法で禁止されてます。
職務の強要はどのようなことかと言うと
労働基準法第5条
労働基準法e-Gov
使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
通常の職務命令の範囲であれば大丈夫ですが、実力行使を用いて強制することはダメだということです。
即日解雇ですが、条件付きで認められます。しかし、予告なしでクビを言う場合は30日分以上の平均賃金を支払わないといけないのです。
この「平均賃金を支払う」という部分が守られてないケースがあります。
平気で法律を守らない会社に居ると、飼い殺しにされてしまうので早く見切りを付けましょう。
商売に違法性がある
実は投資詐欺の会社だったり、薬事法違反となる商品の売り方をしていることが稀にあります。
- 豊田商事株式会社(金投資詐欺)
- ミートホープ株式会社(食肉偽装)
このような会社がかつてありました。両者とも当然ながら潰れてます。
最近多いのが、ねずみ講やマルチ商法。そして投資詐欺です。
そういった会社は息が短いですし、運が悪いと罰せられる可能性もあるので、今すぐ見切りを付けましょう。
評価の基準が不透明
- 人事評価の制度が分からない
- 明らかな“えこひいき”を感じる
このような人事評価ルールの会社は、見切りを付けた方が良いです。
なぜかというと、優秀な人が定着しないので会社の業績がなかなか良くならないから。
上司のゴマすりで出世できたり、昇給できてしまう会社では顧客ファーストにならず、自然と顧客離れを起こすでしょう。
業績の右肩下がりが予想されるので、人事評価制度がハッキリしない会社は見切りを付けた方がいいです。
職場の掃除が行き届いてない
ブラック企業の見分け方でもチェックされるところです。
掃除が行き届いてない会社は掃除をする余裕がなかったり、業者を雇う余裕のない会社だと考えられます。
- 水回りが汚すぎる
- 常にあちこち汚れている
- 部屋の隅にホコリが溜まっている
こんな会社は少し怪しいと思って良いです。見切りを付けた方が良いかもしれません。
商品やサービスに独自性がない
中小企業で、他と同じような商品やサービスを売ってるところは、見切りを付けた方がいいです。
理由は単純で、価格競争になってしまって会社のお金がうまく回らないようになるからです。
薄利多売は、大量生産のシステムを持っている大企業の商売なのです。基本的に中小企業のビジネスモデルではありません。
中小企業は独自性のある商品やサービスを作り、高値で売るのが基本だと思ってください。
大企業でもないのに価格競争をしていると思ったら、そんな会社は見切りを付けた方が良いです。
給料が上がりにくいですし、会社の将来性もありません。
見切りを付けた方が良い会社に残るデメリット
見切りを付けた方が良い会社の特徴が見られたら、早めに転職活動を始めておきましょう。
理由は3つ
- 市場価値が上がらない
- うつ病になる可能性がある
- 転職のタイミングがつかめない
職務経験が積めず、市場価値が上がらない
職務経験が積めない会社にいつまでも勤めていると、年齢だけ上がった社会人になってしまいます。
- 技術職
- 管理職の経験あり
- プロジェクトを成功させた
このうち、どれか1つでもあれば良いですが、何もなければ転職市場で価値なしと判断されてしまいます。
まだ20代ならやり直しできますが、30代になると少しずつ転職が難しくなるでしょう。
うつ病になる可能性がある
特に社員を使い潰すような会社は、早く見切りを付けて転職した方が良いです。
いつまでもそんな会社に居ると、精神的に壊れてしまいます。
心の病気はケガとは違って、簡単に治せるものではありません。最悪の場合、抵抗しなくなってしまう状態になってしまい、会社から抜けられなくなります。
ですので、ハラスメントが横行している会社は、今すぐ見切りを付けないといけません。
転職の機会を失う
転職はいつでもできるとは言えません。見切りを付けた方が良いかもしれない状態でも、転職活動をしておいて損しません。
- 引き延ばしているうちに年齢制限にかかる
- ホワイトな大企業が募集を偶然かけることがある
- 応募していたら採用されたかもしれない会社を逃す
人があまり辞めない会社は、常に募集をかけませんし、人気が高いので常に求人をチェックしてないと見逃してしまいます。
ですので今より良い会社に転職したいなら、今日のうちに転職サイトに登録することがベストなのです。
会社に見切りをつけた後にやること
もう無理。完全に会社のこと見切った
こうなったら、転職に向けて動き出しましょう。
何よりも最初にするべきなのは転職活動です。求人情報は常に更新されてます。
人気のある会社はすぐ募集を締め切ってしまうので、早めに動いてチャンスを逃さないようにしましょう。
転職活動を始める
転職活動を始めてから今の会社を退職するまで、引継ぎも含めると4~5ヶ月かかることもあります。
ただしすぐに面接ができて、すぐに採用されたらの話なので、採用されなければ1年かかる場合も。
ですので、転職活動は今すぐにでも始めた方がいいのです。
仕事しながら引継ぎをしておく
もう完全に見切りを付けたのなら、仕事の引継ぎをコツコツ進めておきましょう。
- 新しい仕事をあまり引き受けないようにする
- 業務マニュアルを作っておく
- 後輩に仕事を教える
これで退職届を出した後の引継ぎがスムーズになります。
上手くいけば退職日と出社日の間に数週間の休暇が取れるでしょう。
スキルアップをしておく
見切りを付けたのなら、資格取得などのスキルアップもやっておきましょう。
転職活動で必ず有利になります。
転職したい業界で役に立つ資格があれば、その資格を。
特にないのであれば、日商簿記2級くらいは挑戦してみてください。
経理に入らなくても、簿記の知識があれば「会社のお金の流れが分かる人」と認識してくれて、将来性ポイントが稼げます。
【まとめ】見切りを付けた方が良い特徴を持った会社は危ない
見切りを付けた方が良い会社の特徴を11挙げましたが、今あなたが勤めている会社に当てはまりましたか。
1つ当てはまったからといって、完全に見切りを付ける必要はありません。
ですが、以下の特徴がある会社は本当に危険なので今すぐ見切りを付けましょう。
- ハラスメントが当たり前
- 商売に違法性がある
あなた自身の身を守るためでもあるので、早く見切りを付けてください。
他の特徴については、まだ崩壊まで時間があったり復活の可能性はありますが、転職活動は保険のためにもしておきましょう。
転職活動はスタートからゴールまで早くても3~4ヶ月かかりますし、条件の良い会社はすぐに募集を締め切ります。
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